インフルエンザかも?と思ったらすぐに病院に行きましょう。インフルエンザは毎年強い感染力で猛威を振るいます。しかし感染して時間が経つと正しい検査結果が出ないことがあり、感染していないと思って外出してしまう人が多いのです。

実はあなたもインフルエンザかも…

インフルエンザ検査、2軒の病院で違う結果、何故?

現在ではインフルエンザに感染してしまっても、病院で検査を受けることで速やかな治療ができるようになっています。
しかしこの検査も完全なものであるとは言いきれず、時には誤った結果が出てくることもあるのです。
その象徴的な事例といえるのが「2軒の病院で検査を受けた時に結果が異なっていた」というケースです。
おおよその場合は先に検査を受けた際に陰性と診断されたのに、翌日などに別の病院で検査を受けると陽性だったと言われるのですが、これは現在主流として使用されている迅速診断キットが原因です。
迅速診断キットは喉・鼻から採取した粘膜を使用することで15分以内に結果が出るというもので、病院で素早い検査を実現するには必要不可欠なものです。
ただ早い分、若干大ざっぱな結果になるというデメリットがあり、インフルエンザに感染したばかりのころだと陽性という結果が出てこないことがあるのです。
と言うのも、迅速診断キットは採取した粘膜の中にどれくらいのインフルエンザウイルスがいるかで陽性・陰性の判断を出しています。
実際のところ真冬に外を歩けば粘膜に多少のインフルエンザウイルスが付着するのは珍しいことでもありませんから、「一定量以上が検出された場合は感染している」と診断した方が都合が良いのです。
しかし厄介なことにインフルエンザに感染して高熱などの症状が出ていても、粘膜ではまだ陽性と診断できるほどのウイルス数が存在しておらず、陰性の結果が出ることがあります。
そのため先に受診した病院ではまだウイルスが繁殖していなかったために陰性だったが、次の病院を受診する頃にはウイルスが繁殖しているために陽性の結果が出たということになるわけです。
一般的にこの迅速診断キットで確かな結果が出せるのは症状が出てから12~24時間後と言われていますから、重大な症状が出ている場合を除いて、少し様子を見てから病院を受診した方が効率が良いでしょう。

同じ感染症なのに何故インフルエンザと風邪は別物?

インフルエンザと風邪は類似の症状で、病気の部類では同じ部類に入りますが、原因となるウイルスは全く違います。
風邪の場合だとアデノウイルスなど多種多様なウイルスが原因で、インフルエンザの場合はインフルエンザウイルスが原因です。
インフルエンザの場合にはさらにA型とB型にわかれ、A型とB型とでも多少症状の出方が違います。
アデノウイルスなどが原因となる風邪症状だと発熱をしたり喉がいたくなりますが、症状の進行はゆっくりでPL細粒や葛根湯などの比較的軽い薬剤を利用するとすぐに治癒します。
ごく稀にPL細粒や葛根湯などではすぐに良くならない場合もありますが、その場合でもジスロマックやメイアクトなどの抗生物質を服用すればすぐに回復します。
炎症が酷い場合にはカロナールやロキソプロフェンなどの消炎鎮痛剤を医師が処方する場合もあります。
医師によっては消炎鎮痛剤のみの場合もあります。
それに対してインフルエンザは症状の出方がかなり激しいです。
発熱なども40℃以上の発熱が急に起こります。
放置していると脳にインフルエンザウイルスが回って命に関わる事もあります。
そのためこちらの病気に感染すると抗生物質はもちろんですが、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬を服用する事が大切になります。
酷い風邪の場合でも抗生物質を3日程度服用すれば薬剤の投与を中止する事ができますが、抗インフルエンザ薬を服用する場合には約1週間程度となります。
こちらのウイルスは薬剤に対して強いので、自己判断でタミフルやリレンザの服用を中止すると、再発するだけでなくこちらのウイルスが脳に回るので、大変なことになります。
そのため医師の指示通りにしないといけません。

インフルエンザの症状が薬を飲まずに治ることもある

毎年猛威をふるうインフルエンザですが、一般的にインフルエンザに感染をした場合には、治療方法の選択として利用されているのが、数種類ある抗インフルエンザ薬の服用と症状に応じた対症療法が基本になっています。
特に高齢者や子どもなどの場合には、重症化する危険性も高い事もあり、事前の予防接種や抗インフルエンザ薬の存在が、重要な役割を担っているともいえます。
インフルエンザは薬を飲まないと完治する事ができないのかという疑問を持つ人も多いとは思いますが、基本的には時間はかかる事になりますし、発病中はつらい思いをする事になりますが、自然に治癒をする病気でもあります。
抗インフルエンザ薬を万能型の治療薬と思われている方もいるようですが、実際にはインフルエンザウイルスの増殖を抑えるのが目的の物なので、服用の開始が遅れればその効果はあまり期待できないと言われています。
早い段階での服用により、病状を大幅に軽減しながら日数も短縮もできる事がわかっているので基本的には、薬を利用する事が望ましいといえます。
更に他の発熱やせきなど他の症状に対しても薬を利用する事で症状の軽減効果が期待できますので、体力の温存や病気の重症化の予防のためにも薬の服用は必要なものだといえます。
但し、薬を飲まずに治癒をする事が無理な病気ではない事はたしかなので、特に薬を服用しなくても完治をする事は充分に望めるといえます。
しかしながら、年齢や体調の状況にもよりますが、重症化や脱水症状などの危険性を考慮すると安易に薬を飲まなくても問題がないというのは如何なものかと思います。
ただ、インフルエンザの種類によっては、殆ど高熱も出ずに本人も感染している自覚がないうちに自然治癒してしまう事もある病気なので、単純にどちらかという判断をするのは難しい病気のひとつでもあります。